大幅利上げ懸念後退し高値引け
先週の東京株式市場は続伸し高値引けしました。米7月消費者物価指数が市場予想を下回ったことや7月生産者物価指数(PPI)がパンデミック直後の2年ぶりの低水準に減速したため、連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げへの警戒感がさらに後退しました。
買い戻し誘う上昇
日経平均は6月高値を更新。3月高値と6月高値が2万8300円台でダブルトップとなってきたため、2万8000円回復局面では売り買いが交錯していましたが、明確に抜け出したことから買い戻しを誘う上昇となってきました。日足では25日線と200日線とのゴールデンクロスが接近。週足では5週線と52週線のゴールデンクロスが示現。月足では5カ月線が上向きに転じてきており、12カ月線に接近しつつあります。
9月メジャーSQまでは強い
先週の本紙では「サマーラリー、スタート」としましたが、正にそのような動きとなってきました。先週末の8月限SQ値は予想外に高い2万8525.62円で着地しました。取引時間中は幻のSQ値となっていましたが、引けにかけて上げ幅を拡大しSQ値を超えました。高値引けとなったことは一抹の不安とはなりますが、決算発表も一巡してきたことで、筆者は9月のメジャーSQまでは強いものと考えております。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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