休むも相場【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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年間の収支を意識する時期

一年が経つは早いもので、エンタメ関連のニュースでは紅白歌合戦や大晦日の特番の話題がチラホラ増えてきた。株式投資については現物株を放置している方は例外として、日々頻繁に売買をしている方については年間の収支を意識する時期になっていると思う。

年に1~2度は暴落に遭遇する

例えば毎月平均して1万ずつ利益を得たとして年間では12万円の運用益になる。これを10年間続けたとして120万円の運用益。「毎月1万円の利益なんて簡単だな!」と思ってしまうが、実際にはそう上手くは行かない。株式市場を1年間で見ると必ず1~2度は暴落に遭遇する。

もう少し我慢が必要か?

筆者の経験では1987年10月のブラックマンデー、2008年9月のなどの経験から秋が危険であることが身に染みていて、この時期はできればポジションをゼロにするようにしているが、「今年は何も起こらない」との気の緩みで損失を被ることもある。暴落時の1度の損失が致命傷になることもあるので、長く運用を続けていくには、「休むも相場」で慎重さを貫くことも大事。今年秋の暴落は長い。もう少し我慢が必要か?

 

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