反発も上げ幅縮小
昨日の東京株式市場は反発しましたが、時間の経過とともに上げ幅を縮小しました。
利上げペース減速観測で米主要3指数大幅高
先週末のNY市場では、FRBの伝達手段の一つとしても知られるウォールストリート・ジャーナル紙が、FRBは11月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%利上げ後、利上げペース減速を協議する可能性を報じました。また、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が「より小幅な利上げを計画し始めるべき」との発言も手伝い、米主要3指数は2%を越える大幅高となりました。
中間選挙に向けて上昇期待
NYダウは先週18日にすでに5日線と25日線とのゴールデンクロスが示現しており、S&P500も週末21日にゴールデンクロス。ナスダックはいまだ達成されていませんが、終値が25日線を抜け出し始めており、11月8日の中間選挙に向けての上昇期待が出てきました。
200日線抜け出せるか
NY市場の追い風を受けた昨日の東京市場は反発し、日経平均は一時2万7308円高値までありました。2万7300円台は10月6日、(2万7399円)、19日(2万7371円)に続き3度目です。200日線が現在2万7221円に走っており、ここを抜けられるのかどうかです。順次、上値が切り下がっており、ここで一気に抜け出せないようだと失望を生むことになりましょう。
中国テック企業の株価に注目
この週末に中国の中央委員会で習近平総書記が3期目入りにより長期政権が確定する中、最高指導部に習氏の側近が多数採用されたことで、改革開放政策が縮小し、権力集中が明らかになったことを懸念し、上海株式市場が5%強の急落となったことを嫌気したようです。24日のNY市場では、中国テック企業の株価がどうなるのか大注目ということになりそうです。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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