反発も安値引けで2万7000円回復できず
週明け24日の東京市場は反発しました。日経平均は84円高です。金融引き締め緩和観測が浮上したことで、米国株市場でダウが700ドルを超える上げになるなど主要指数が大幅高にになった流れに追随し、朝方は420円近くに上昇する場面がありました。ただ、前引けにかけ戻り売りに押され、後場はさらに上げ幅を縮めきょうの安値で引けています。中国新指導部で習近平総書記への権限がさらに集中、香港株が6%を超える急落になったことが影響しており、2万7000円を回復できませんでした。
グロース見直す一方インバウンドは利食い
反発はしたものの、後味の悪い引けになりました。半導体を中心にグロース株が見直される一方、空運やJRをはじめインバウンド関連は利食いに押されており、地合いが好転したイメージはありません。今週から主要企業の2Q決算発表が始まり、米国ではマイクロソフト、アップル、アマゾンなど主力グロース企業の決算が相次ぐほか、ECB理事会と日銀金融政策決定会合も予定されており、結果を確認するまでは上値を追えないのでしょう。
ハリマ化の追撃買いと坪田ラボへのナンピンにとどめる
推奨銘柄もまちまちの動きで、きょうはスピード調整完了から25日線を回復したハリマ化<4410>への追撃買いと坪田ラボ<4890>へのナンピンにとどめました。好決算銘柄をチェックして高値掴みにならないように買い場を探る方針で、引け後に決算を発表した日本電産<6594>のあすの株価の反応を見守りたいと思います。2Qは計画を若干上回り8%営業増益で着地、通期はドル円110円を前提に23%営業増益見通しを据え置きました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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