全値戻し期待高まる
昨日の東京株式市場は続伸し、75日線を突破してきました。過去半年間の累積出来高の多い価格帯を抜け出してきました。一目均衡表でも抵抗帯の雲上限を抜け出し、トレンドが確実に良くなってきました。8月高値(2万9222円)から10月安値(2万5621円)の下げ幅の61.8%(2万7846円)戻しに到達。ここより全値戻し期待が高まってきました。
年末年始上昇傾向も米消費者物価指数警戒
さて、本日は米中間選挙の結果が判明します。上院・下院とも共和党が優勢との声が聞こえてきますが、仮にそうなったとしても、議会のねじれは過去、株式市場へ好影響という結果があり、また中間選挙の結果にかかわらず、年末年始は株価が上昇する傾向が見られます。そうしたアノマリーを先取りするような上昇ですが、木曜日には10月の米消費者物価指数の発表があるため目先は警戒せねばならないかもしれません。
予想通り鈍化なら利上げ幅縮小期待
ロイター調査によると、変動の大きい食品とエネルギーをのぞいたコアCPIは前月比で0.5%上昇(9月は0.6%上昇)、前年同月比で6.5%上昇にそれぞれ鈍化すると見込まれています。予想通りなら12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅縮小期待が浮上、上回るなら0.75%利上げを織り込む動きとなると思われます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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