レーザーテックが相場を攪乱【転ばぬ先のテクニカル】

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レーザーテックの値動きを横目で

昨日の東京株式市場は小幅続伸となりました。寄り付き直後に665円高まで上昇したレーザーテック<6920>株がその後、約20分で高値から2635円安し、この急落を横目に主要銘柄に売りが広がりました。レーザーテック1銘柄の売買代金が連日4000億~5000億円あり(昨日は6121億円)、今の相場の主役であることから、この株の値動きが全体相場に大きな影響を与えます。売買を推奨するものではなく、先行きを考える上で横目で見ていく必要があります。

米国市場乱高下で大引け56ドル高

15日の米国市場は先週の消費者物価指数に続いて米10月生産者物価指数(PPI)も予想を下回る伸びにとどまったことでインフレのピークアウト期待が続き、寄り付き200ドル高スタートから、一時450ドル高まで上値を伸ばし、8月以来の3万4000ドルに迫りましたが、ロシアのミサイルがNATO加盟国のポーランドに着弾し、死者が出たと伝わったことで一転216ドル安まで急反落し、大引けは56ドル高の3万3592ドルで終了しました。

下値5日線サポートも上値重く

上下幅667ドルと乱高下しましたが、下値は5日線にサポートされた格好です。ただし、3万4000ドル手前でこの3日間、下髭陰線、上髭陰線と3日間連続の陰線形成となっており、上値が重くなりつつある印象です。(ポーランドに着弾したミサイルについてバイデン米大統領は、ウクライナの迎撃ミサイルだったと主要7カ国〈G7〉と北大西洋条約機構〈NATO〉加盟国に伝えています)。

5日線と一目均衡表・転換線がサポート

日経平均は38円高の2万8028円、TOPIXは0.93ポイント安の1963.29ポイントで取引を終了。出来高概算12億2549万株、売買代金は3兆5132億円で取引を終えています。日足は下髭の陽線形成となり5日線が下値サポートした格好。ザラ場安値は一目均衡表・転換線がサポートした形となりました。全体相場が調整入りする場合は、これら下値サポートを割り込んだ場合でしょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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