続落も2万8000円維持
29日の東京市場は続落しました。日経平均は134円安です。ゼロコロナ政策による中国リスクや米金融引き締めへの警戒感から米国株市場でダウが500ドル近く下落したことを受け、リスク回避の売りが先行しました。ただ、大きく下値を売り込む動きはなく、朝方に260円強下落したあとは押し目買いに下げ渋り、後場は様子見に膠着感を強めましたが、大引けでは2万8000円を維持して引けています。
中小型グロースに下げ渋る銘柄増える
半導体関連や電子部品など値がさハイテク株の下げが目立つ一方、空運やJR・電鉄や百貨店などインバウンド関連が高く、マザーズやグロースコア指数は朝安のあとは上げに転じており、利益確定売りに下落していた中小型グロース株に下げ渋りから上昇に転じる銘柄が増えました。きょうの下落の要因になった中国のゼロコロナ政策については緩和の可能性があり、米金融政策についてもFRB高官からタカ派発言が相次いだことで、耐性がついてきたいでしょう。
引き続き小型グロースの噴き値狙う
推奨銘柄ではGセキュリ<4417>は実質最高値更新のあとは利益確定売りに伸び悩みましたが、アンビスHD<7071>やアイドマHD<7373>、サンリオ<8136>などは堅調でした。引き続き小型グロース株の噴き値を狙う考えで、きょうはバルテス<4442>やAバランス<3856>、サンウェルズ<9229>、イントループ<9556>、マイクロ波<9227>、リファインバス<7375>など、利益確定売りをこなして切り返してきた銘柄に買いを入れています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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