雲のねじれに向かって動く【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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ヘッジ売りの買戻し

先週の日経平均は前週末比約434円高と2週連続週足陽線となった。
注目の日銀金融政策決定会合は現状維持となり危惧されていたイールドカーブコントロールの撤廃もなかったことからヘッジ売りの買戻しが入り急騰した。

長期金利には今後も要注意

結果発表と同時にアルゴが働くイベントだが次回は3月9日~10日。今回は現状維持だったが物価上昇を背景に次回の会合まで国債市場は催促相場に入る可能性も高い。長期金利の動向には今後も要注意である。
今回の現状維持の発表をきっかけに2万7000円台を一気に回復するかと思われたがその後2日間は調整した。

海外投資家は3225億円買い越し

東証が19日に発表した1月第2週の投資部門別売買動向によると信託銀行部門は1196億円売り越している。
信託銀行の売り越しはこれで9週連続となり累計売り越し高は約8710億円である。その間、海外投資家は現物株を3225億円買い越している。

信託が国内株を売却

信託部門といえば主に年金運用の売買部門である。最近の国債の利回り上昇(価格は下落)や円高の進行でリバランスの必要があり国内株を売却しているようである。
大和証券によるとリバランスを継続するとなればGPIFで約3000億円、3つの共済で約6000億円、合計9000億円の国内株の売りがでる可能性があるとしている。

下値は堅そう

金利の上昇時にはこういった巨大ファンドのリバランスが発生することも頭に入れておきたい。
おそらく先週もこれらに売りが出ていたと推測されるがチャート的には5日線や一目均衡表の転換線ではキッチリ下げ止まっており下値は堅そうである。

上値メドは?

一目均衡表では今週末に雲のねじれが発生する。一般的に株価はこの雲のねじれに向かって動く傾向が高く日経平均は堅調な動きが期待できる。
上値メドとしては18日の高値(2万6816円68銭)、節目の2万7000円、雲の下限の2万7062円処、75日移動平均線(2万7157円処)があげられよう。

今週のレンジは?

一方、下値は25日移動平均線(2万6499円処)、5日線(2万6342円処)、転換線(2万6282円処)、窓埋め(2万6198円69銭)が意識されよう。
今週のレンジは2万6200円~2万7200円を想定。底堅い動きを想定する。

(ハチロク)

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