変化日に日銀総裁【転ばぬ先のテクニカル】

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2万8000円に近づくと戻り売りや利食い

先週の東京株式市場は5週続伸となりました。日経平均は2万7821円高値までありました。ただ、5営業日中4営業日で日足ローソク足は陰線。2万8000円に近づくと戻り売りや利食いが持ち込まれているようです。

上値追いかと思われたが横ばい推移

1月24日に200日線を突破し、その後9日間2万7500円近辺で足場を固めました。先週6日に上放れ、いよいよ上値追いとなるかと思われましたが、その後は6日高値を抜くことができずに再度横ばい推移となりました。1月4日大発会安値からは一目均衡表・時間論における基本数値の26営業日数が経過しました。また、今週14日は11月高値から1月安値までの28営業日数に対する対等日柄を迎えることになります。

14日は政府が日銀人事案を国会提出

この14日は政府が次期日銀総裁及び副総裁人事案を国会に提出する予定のようです。先週6日に日経新聞が「政府が雨宮副総裁に打診した」と報じられましたが、茂木幹事長が「そのような事実はない」としたことや、岸田総理が「リーマンショック後には主要国中央銀行トップとの緊密な連携、内外の市場関係者に対する質の高い発信力と受信力が格段に重要になってきている。こうした点に十分配慮して人選を行う」と述べたことで、中曽前副総裁説が浮上してきました。ただ、その後、10日の大引け後に経済学者で元審議委員の植田和男氏を政府が日本銀行の次期総裁として起用する人事を固めたと報道されました。

上昇加速か調整局面入りか?

この報道後に上田和男氏がマスコミのインタビューに応じたり、過去の発言や人物像がこの土日で徐々に伝えられていますが、14日の人事案国会提出後の上田和男氏の会見などを経て国内外の投資家がどのような判断を下すのか注目されます。この変化日の人事案を経ての日銀総裁指名が相場全体の上昇加速となるのか、はたまた調整局面入りすることになるのか興味深いところです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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