10週陽線まであと1週!【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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売り玉を全て吸収

先週の日経平均は前週末比約740円高と9週連続で上昇した。
6月SQ週ということもあり値幅は約1300円と乱高下したが下がっても押し目買いの意欲は強く売り玉を全て吸収し上昇した。
この間の上昇幅は約5000円、大相場と言われる10週連続高まで後1週となった。

NYダウ指数と絶対値の再逆転

投資部門売買動向(現物)を見ても海外投資家は10週連続で買い越し、この間の買い越し額は4兆5488億円となった。
33年ぶりの高値を更新している状態だから売り手も当然手控える。まさに真空地帯を上昇しており次の話題はNYダウ指数と絶対値の再逆転ということになろう。

一段の上昇は?

東証プライムに上場する企業の2月、3月期決算の企業の配当金合計が約15.2兆円と3年連続で増加、自社株買いを発表する企業も大幅増加となっており東証の「PBR1倍割れ企業の是正」効果はジワリとでている。
後は全体の業績が更に上向くとの確信が持てれば一段の上昇は期待できるがそこは不透明感が漂う。
みずほ証券の集計では東証プライムに上場している企業の会社予想では今期は純利益段階で通期で2%の減益を想定している。

計画通りにいかない可能性

上期は前年同月比40%減に対し下期に18%増と下期からV字回復を想定しているというのだ。特に自動車や電気機器の外需産業が下期からの回復予想が目立つということだが今年の10月以降は米国経済の減退も予想されており計画通りにいかない可能性もある。

上への仕掛けもやりにくい

先週までの上昇でTOPIXベースでPERは約14.1倍とアベノミクス時と同水準まで上昇している。この水準から更に上昇するには業績の裏付けが必要になってくると思われる。
SQ週も通過し需給的にもコールを使った上への仕掛けもやりにくい状況になっている。

レンジ内での高値もみ合い

今週は14日に米FOMCが行われる。6月は金利据え置きが市場のコンセンサスとなっているので大きな波乱はないと思われるが様子見モードになりそうだ。
今週は3万1500円から3万2700円で先週のレンジ内での高値もみ合いを想定する。

(ハチロク)

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