8月SQ値攻防【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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大幅反落し連休前の上昇帳消し

昨日の東京株式市場は大幅反落となりました。中国の大手不動産会社の経営危機が取りざたされており、香港の株価指数が2.4%の下落率で大きく下げたことが影響したものと思われます。お盆休み中ということで、市場参加者が限られる中で、好決算発表企業の株価に人気が集中していますが、売買代金上位50銘柄を見ると、値上がり銘柄はわずか9銘柄しかなく、連休前の10日の上昇を帳消しにしてしまいました。

お盆週間ながら重要指標発表が多い

今週はお盆週間ですが、重要指標の発表が多い週です。
本日、15日は日本の4~6月期GDP速報値や中国と米国の小売売上高が発表されます。明日、16日(水)は米7月の鉱工業生産指数や住宅着工件数のほか、7月25日~26日に開催されたFOMC議事録が公表されます。0.25%の利上げが実施されたときの議事録であり、連銀理事のコメントが重要となります。17日(木)はフィラデルフィア連銀の景気指数、18日(金)は日米韓首脳会談です。
決算発表では米国で16日にターゲット、17日にウォルマートと小売企業の決算が予定されており、景気を占う上でも注目が集まるものと思われます。

上昇転換には8月高値明確に抜く必要

さて、日経平均は現在、25日線(現在:3万2510円)と75日線(同:3万1785円)の間で推移しています。25日線は日々15円程度低下、75日線は日々40円程度上昇しており、ここでどちらかに抜けないと8月最終週にはデッドクロスしてしまいます。上昇転換するためには今週末から来週初めにも上抜けなければなりません。その場合、6月高値、7月高値、8月高値と上値を切り下げているために、上昇転換には8月高値の3万3488円を8月高値があります。

75日線下回れば三段下の可能性

一方、75日線を下回るケースでは6月安値、7月安値と切り下げてきたために、3万1791円以下に三段下げとなる可能性が高まります。いわゆる正念場を迎えている訳で、このような場合は抜けた方にポジションを傾けるということになります。

SQ値割り込む場合は調整色濃くなる

尚、8月限オプションSQ値は3万2013.86円であり、ここを割り込む場合は調整色が濃くなります。SQ値を巡って本日は攻防が行われることになりそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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