戻り目途の上限は3万2000円程度【転ばぬ先のテクニカル】

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長期金利上昇受け続落

先週の東京株式市場は続落となりました。日米の長期金利が上昇したことを受け、株式には売り圧力が働きました。米10年債利回りは23日に一時5.005%まで上昇。そのため、ナスダック総合指数が3月以来の200日線割れとなりました。また、日本の10年債利回りも26日に一時0.885%まで上昇し、日銀が上限に掲げる上限の1%に接近。日経平均は26日に3万567円安値まであり、10月4日の3万487円に接近しました。問題はこれで二番底となったのかどうかです。

好決算も指数は下落傾向

日米ともに足元では決算発表が本格化しています。これまでのところ、米国決算は8割弱の企業が市場予想を上回っておりますが、米国金利の上昇により余ほどのサプライズ決算でもなければ反応は限定的で、良い決算の中で悪い材料を探している風に感じます。米主要3指数の週足チャートを確認すると、13週線と26週線とのデッドクロスが近づいてきました。好調な決算を受けても指数は下落傾向を示しています。

リバウンドあれば戻り売り

これは日経平均にも言えることで、現在、5週線と13週線が右肩下がりになっており、26週線は右肩上がりをキープしつつも13週線とのデッドクロスが近づいています。更に売買代金が低下傾向を辿っており、それなりに戻しても上値が重たい状態が続いています。短期・中期・長期と波型が悪く、戻ったところで3万2000円までと思われます。仮にその近辺までリバウンドがあれば、そこは戻り売りの急所となりましょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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