中銀ウィークを注視【記者の視点】

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米国主要企業の決算に振り回される

10月第4週の東京市場はイスラエルとハマスの紛争に絡む中東情勢への不安とこれらに絡む原油高と長期金利上昇、米国主要企業の決算に振り回される形で波乱の動きになった。

週明けの30日は再びリスク回避の動き

米国長期金利については一時5%を超えたがその後は急低下し、一時的に落ち着きを見せたが、アルファベットやメタ・プラットフォームズへのネガティブな決算評価から急落、その後はインテルの好決算を受けて27日の東京市場は日経平均で389円91銭高の3万991円69銭と急反発したものの、週末のニューヨーク市場ではダウが366ドル71セント安で3月以来の安値で終えたことを受けて225先物のナイトセッションは3万600円で取引を終えている。中東情勢についてはイスラエル軍の報道官が27日、パレスチナ自治区ガザへの地上作戦を「今夜、拡大する」と述べたと伝わっており、週明けの30日は再びリスク回避の動きを強めそうだ。

YCCの再修正あるか?

今週は日銀金融政策決定会合と米FOMCが週初に控えており中銀ウィークとなる。31日に結果発表となる日銀金融政策決定会合ではイールドカーブ・コントロール(YCC)の再修正を行うとの報道が重荷となっている。これまでの下落である程度、この懸念が織り込んでいるとは思うが、結果発表までは予断を許さない。1日発表のFOMCが現状維持がコンセンサスでその先の3日発表の米雇用統計が注目されることになろう。

カラ売り比率は高水準

26日にはカラ売り比率が48.1%と7月10日以来、3カ月半ぶりの高水準になった。 翌日は44.5%の低下しているが、週明けの急落から再度、カラ売り比率が上昇する可能性が高い。騰落レシオからも売られ過ぎ領域であり、キッカケ次第では27日のように急反騰する可能性があることには留意したい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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