EV普及のハードルは高い【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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全個体電池の量産化

街中を歩いていると電気自動車(EV)を見かける機会が以前よりも増えてきた。乗用車ならテスラ、軽自動車タイプなら日産自のSAKURAが大半。先月はトヨタ自動車が出光興産と全個体電池の量産化で協業することが発表されており、これが実現すると充電時間の短縮化と航続距離の拡大から販売価格次第では国内でも普及が期待される。

充電スタンド普及にはには問題点も

ただ、実際に満足する性能と手の届く価格になったとして自分自身が購入するかというと現時点では可能性は低い。
自宅に充電設備が無いし、充電設備を設置するには工事が必要。これがマンション住まいになる更に深刻。駐車場に充電設備を設置するにしても修繕積立金を利用するには自治会を通じて乗用車を利用しない居住者の動意を得るのは厳しい。そうなるとガソリンスタンドのように充電スタンドが普及が必要だが、仮に5分で充電可能になるとしても場所によっては充電待ちに長蛇の列ができる可能性がある。
国土の狭い日本は課題が多い。EV普及のハードルは高いだろう。

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