米長期金利動向が株価を左右する展開続く【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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乱高下を繰り返しそう

先週の日経平均は前週末比約267円安と2週連続で週足陰線となった。
3万0500円前後では買戻しが入るが3万1000円台に戻すと売られる展開で戻りの鈍さを感じる展開であった。
やはり米国長期金利の動向で左右される展開が続いており金利上昇のピークアウト感が出るまでは乱高下を繰り返しそうである。

海外勢のポジション解消

背景には海外勢の日本株強気ポジションの解消がある。
野村証券の調べでは9月15日時点で3万8210枚あった日経平均先物の買い持ち高が10月25日時点で売り持ちに転じたようだ。
1カ月余りで1兆円を超える持ち高を手じまった計算である。
中東リスクや中国経済の低迷、米国政府の閉鎖問題など様々な要因はあるがやはり米国の長期金利の高止まり長期化懸念が大きい。
長期金利の動向が落ち着くまでは日本株の再評価は難しそうだ。

今週は中銀ウィーク

今週は中銀ウィークとなる。10月31日~11月1日に米FOMCが開催される。
今回は据え置きになると市場は想定しているが週末には米10月雇用統計が発表されるので長期金利の動向に敏感な相場展開は続こう。
また、10月30日~31日には日銀金融政策決定会合がある。

今週は大きく動く展開か?

日本の経済は足元消費者物価指数(CPI)が3%前後の水準が続き長期金利も0.87%前後に上昇してきている。
24年度の「展望レポート」でCPIの見通しが前回の1.9%から2%以上に引き上げられればマイナス金利解除の思惑が出て株価は売られるケースになると思われる。
ただ、金融政策の正常化は今後必ず必要なことだからアナウンスをしっかりして政策変更を打ち出してもらいたい。
今週は3日が休日になるため4日立ち合いとなるが中銀の会合を受け大きく動く展開を想定する。
今週のレンジは3万円から3万1200円を予想する。

 

(ハチロク)

 

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