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米長期金利上昇重しで続落
前週の東京市場は続落しました。日経平均は前の週から267円下落し、3万1000円を割り込んでいます。5%台に乗せてきた米長期金利が重しになり軟調な展開で、米ハイテク株安を受けて半導体関連を中心にグロース株が売り込まれ、10月4日安値(3万487円)に迫る場面がありました。ただ、週末は米金利低下を好感して急反発、週足は陰線ながら長い下ヒゲを引いており、一定の下値抵抗力は示しています。
長期金利に影響受け不安定な状況続く
ただ、週明けからは日米金融政策決定会合が開催されますが、米長期金利にピークアウト感はなく、日銀の金融政策変更への思惑もくすぶっており、長期金利に大きく影響を受ける不安定な状況が続くでしょう。2Q決算はおおむね堅調ながら、事前の期待が大きかった銘柄が出尽くし感から売られるケースが相次いでいることも対応を難しくしています。引続き米長期金利にらみで、決算の内容と株価の反応を確認しながら次の候補銘柄をチョイスしていく考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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