大幅続伸し10月13日高値更新
本日の東京株式市場は大幅高で4日続伸となりました。今週の本紙の記事には「日経平均正念場を迎える」として、13週線や26週線の走る3万2000円近辺が鬼門といった意味合いをお伝えしましたが大外れ。連休中の米国市場で発表された10月雇用統計が市場予想を下回り、10年債利回りが10月23日の5.005%から一気に4.517%へと急低下したことで、米主要3指数が25日線はおろか50日線も回復するに至りました。そのため今朝の東京株式市場は買い先行スタートで10月13日高値を更新しました。
ダブルボトム形成の可能性あり押し目は買い
今回の急騰劇は10月4日安値から13日までの動きに似ています。この時は3万487円から5日間で3万2533円まで2046円上昇しました。足元の上昇では日足が本日で三空形成と前回の急騰時と同じです。となれば、明日は本日の値幅の中でジリジリし、明後日から押し目が入るといった見方が有力になります。ただし、前回と違うのは、10月4日と30日でダブルボトムを形成した可能性があることです。となりますと、底割れを懸念するよりも、明日以降の押し目では買いが有効と考えられることです。
グロース250指数25日線を一気に突破
また、本日からマザーズ指数がグロース250に変更され、グロース250指数が4%超の急騰となっていることが注目されました。10月4日に日経平均が底打ち反転した時はマザーズ指数も3日間上昇しましたが、その後は日経平均と異なり24日まで底割れしてズルズル下がっていきました。本日は9月6日以降、上値の壁となっていた25日線を一気に突破する変化が起こりました。新指数に変わり、グロース市場の時価総額上位250銘柄に資金が流れ込みだしたようです。
グロース市場時価総額7位のサンウェルズに注目
6月高値から4カ月間下げ続けてきただけに、ここで調整一巡となれば、年末相場はグロース銘柄やスタンダード銘柄のほうが好パフォーマンスとなるかもしれません。グロース市場の時価総額第7位のサンウェルズ<9229>に注目しています。
個別銘柄乱高下必至の週
尚、今週は決算発表が佳境を迎え、一週間で1500社を超えますので、個別銘柄の乱高下必至の週となります。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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