テック企業の決算は【転ばぬ先のテクニカル】

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ダウ新値追いも歪な動きで東京市場はマチマチ

本日の東京株式市場はマチマチの展開でした。29日の米国市場では長期金利が低下したことでNYダウは3日連続で最高値を更新。しかし、FOMCの結果が明朝に発表されることから出来高は低調でした。主要な株価指数は最高値を更新し好調に見えますが、大型テック企業に資金が集中しており、実は非常に歪な動きをしています。

大型テック株以外は緩慢な動き

時価総額上位1000社を除いた時価総額1001位から3000位の2000銘柄で構成されたラッセル2000という指数は現在、2011ポイントですが、最高値は2021年11月の2411ポイントで、最高値からは16.5%の低位に位置しています。アップルやアルファベット、メタ、マイクロソフト、アマゾンに加え、テスラ、エヌビディアなど、時価総額上位10銘柄ぐらいに資金が集中しての最高値更新であり、大型テック株以外の個別銘柄の値動きは極めて緩慢な動きとなっているのです。

大型テック企業どれだけ利益を積み上げるか

今回の決算では、生成AIの勃興期にある現在、大型テック企業がどれだけ利益を積み上げているのかが焦点であり、市場予想以下となれば厳しい急落もあり得ます。そういう意味で今週の決算発表は非常に重要ということになります。

FOMCや決算あるため上値追い難しい

さて、日経平均は一時3万6249円高値までありました。昨日の高値を少し更新しましたが、FOMCや決算があるために上値追いは難しい環境であり、高値圏では利食い売りが持ち込まれました。昨日も本日も上値は一目均衡表の転換線に阻まれています。昨日の終値は1月限SQ値と同値まで押し返されました。本日は38円高とSQ値をなんとか上回って取引を終えました。

TOPIXの転換線ブレイク必要

TOPIXは2.55ポイント安の2526.93ポイントで取引を終えましたが、1月限SQ値は2513.46ポイントなので、こちらも上回っています。日経平均は直近高値から1300円弱の値幅調整で終わるならば、明日以降、SQ値を下値に、転換線もブレイクすることが必要となります。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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