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伸び悩むも続伸し3万6000円台維持
30日の東京市場は小幅ながら続伸しました。日経平均は38円高です。米国株市場でダウが連日で最高値を更新、ナスダック指数も反発したことを受け、買いが先行しました。ただ、米長期金利低下による日米金利差拡大に伴い、為替が147円台前半へ円高に振れたことが重しになり、朝高の後は上げ幅を縮めています。方向感の定まらない展開でしたが、売り急ぐ動きはなく3万6000円台を維持して引けたことから底堅さは意識されました。ただ、大型株が買われる一方、中小型は伸び悩む銘柄が多く、プライム市場の騰落銘柄数は値上がり563に対して値下がり1047と値下りが大きく上回っています。
QPS研を噴き値売り
国内ではレーザーテックやアドバンテスト、米国ではマイクロソフトやアップル、アルファベットなど主要ハイテク・グロース企業の決算やFOMCの結果発表を控え、あすはさらに様子見ムードが強まりそうです。ただ、決算への反応は悪くなく、推奨銘柄もおおむね底堅く推移しました。きょうは大商いで上値を追ったQPS研<5595>を噴き値売りする一方、来期業績拡大期待が強いディスコ<6146>に追撃買いを入れ、信越化<4063>買い直しています。引き続き米長期金利と為替動向への市場の反応と決算を確認しながら、半導体関連を中心に有望銘柄の買い場を探る考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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