指数絶対値の逆転【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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3週連続週足陽線

先週の日経平均は前週末比約1589円高となり3週連続週足陽線となった。
史上最高値(3万8915円)に後50円程度まで肉薄する場面もあった。上昇の勢いに歯止めが効かない。
「GDPが2期連続でマイナス成長」という材料も格好の押し目買い場とばかりにすぐに切り返す展開であった。

テクニカル的には高値警戒信号

先週もこの欄で書いたが「持たないリスク」を恐れた海外投資家が慌てて買っている感じはある。
アジア株の中心が中国株から日本株にシフトされているこの流れは確かでこの傾向は当面続くと思われる。
しかし、継続的な上昇が期待できても適度な調整も必要である。
テクニカル的には信用買い残の評価損益率が-6.9%や空売り比率が35.5%まで低下するなど3年ぶりの水準となっており高値警戒信号が出ている。

一旦調整の方が息は長い

騰落レシオは93.8%と指数が上昇しているのに騰落レシオが徐々に低下しているのは上昇している銘柄が偏っている為である。
史上最高値を更新する前に一旦調整をして上昇する方が息の長い相場になると思われる。
今週高値を更新するのであれば一旦利食いも一考であると思われる。
今週の注目はやはり21日のエヌビディアの決算発表であろう。
その後の株価の動きにより半導体関連株牽引の上昇に変化が出る可能性は高い。要注目である。

日本復活のシンボルになる!

また、巷では日経平均株価とNYダウの指数絶対値の逆転が話題となっている。
史上最高値の3万8915円を付けたのは1989年12月30日。その時のNYダウは2753ドルであった。
日経平均株価はNYダウの約15倍であった。
その後日経平均株価は下落し2002年2月1日に9791円となりNYダウを初めて下回った。
日本の没落を感じさせられたこととして筆者も記憶に残っている。
その後、2010年5月と2013年5月に再び逆転したものの長くは続かずNYダウだけが上昇、日経平均株価はBOX相場を繰り返していた。その指数絶対値が再び逆転の可能性が出てきているのだ。
指数絶対値逆転自体には大きな意味は無いが筆者としては史上最高値更新と同じように日本復活のシンボルとして大いに期待している。
今週のレンジは3万7900円~3万9100円を想定する。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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