エヌビディア決算に注目【記者の視点】

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上昇基調のNY市場

5月3週目の東京市場は2週目に引き続き日経平均では3万8000円接近で押し目を拾う動きが活発化する一方で、3万9000円に接近すると戻り売りに押される動きになり膠着感の強い動きとなった
4月の米消費者物価指数(CPI)の内容が懸念されていたが、蓋を開けて見ると市場予想を下回る伸びにとどまったことからFRBが利下げを先送りするとの懸念が後退、これを受けてニューヨーク市場でダウが史上初の4万円に乗せる動きになった。東京市場ではCPIの内容を気にして上値が思いとの見方が支配的だったが、ニューヨーク市場はCIPなど経済指標の発表を気にすることなく上昇基調が続いていた。

海外投資家が3週連続の買い越し

5月第2週(7日~10日)の投資部門別売買動向(現物)では、個人が3週連続の売り越しの一方で海外投資家が3週連続の買い越しになっていた。CPIを気にしていたのは4万円まで買い上がっていた個人投資家だけで、決算発表をキッカケに売られていた優良株を海外投資家は静かに買っていたのかも知れない。
週末のニューヨーク市場でダウは134.21ドル高の4万0003.59ドルと史上初めて4万ドル台に乗せて引けた。ただ、ナスダック指数は続落してひけており、225先物はナイトセッションで38690円で引けており、週明けは小安いスタートが想定される。

半導体・AI関連の見直し近い

今週の最大の注目点はエヌビディアの2~4月決算。米国東部時間で22日午後4時20分(日本時間23日午前5時20分)頃で、その40分後に決算会見が予定されているようだ。既に総収入は前年同期の3倍超などの予測が立てられているが、関心が高いのは5~7月以降の動向。、年後半にAI向け次世代GPU「GB200」の出荷が始まると既に公表されていることから、ポジティブ内容になる可能性は高い。5000円割れから出直りを見せているアドバンテスト(6857)から半導体やAI関連物色の復活を期待したい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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