上値のポイント【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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TOPIX3月22日高値が視野

本日の東京株式市場は大幅続伸となりました。日経平均は一時3万9000円台乗せがありました。更に強い動きとなってきたのがTOPIXで3月22日の2820.45ポイントが視界に入ってきました。

6月相場入りで物色傾向変わる

ただ、6月相場入りで物色傾向が変わった印象です。売買代金上位10傑をみると、ディスコ、レーザーテック、北海道電力と、今まで人気株であった半導体関連銘柄が値下がりしています。三菱UFJFGや三井住友FGなどの銀行株は引き続き強い値動きでしたが、円安にも関わらずトヨタ自動車も売られました。また、5月の人気株であった電線株も急落しており、このあたりをどう考えるべきなのかは重要かと考えます。

5月29日や20日高値抜けがポイント

筆者は今週の日経平均の上値は13週線の走る3万8830円近辺を想定していましたが、6月相場初日から抜け出したことやTOPIXが年初来高値に接近してきたことで見込み違いだったのかと考え出していますが、ここで調整局面を抜け出して上値追いするためには5月29日の3万9141.99円や5月20日高値の3万9437.16円を抜かねば難しいと考えており、今週の見どころは上記2つのポイント値に対する反応だと思います。

今週は注目スケジュール多い

さて、今週は注目スケジュールの多い週です。本日の米国市場では5月のISM製造業景況感指数と4月の建設支出に注目ですが、明日以降のスケジュールも確認しておきましょう。
4日(火) 米国 4月の雇用動態調査(JOLTS)
米国 4月の製造業受注
5日(水)日本 4月の毎月勤労統計
中国 5月の財新非製造業PMI
米国 5月のADP雇用報告
米国 5月のISMサービス業景況感指数
6日(木)欧州 ECB理事会の結果発表
米国 週間の新規失業保険申請件数
米国 1?3月期の労働生産性指数改定値
米国 4月の貿易収支
7日(金)日本 4月の家計調査
日本 4月の景気動向指数速報値
中国 5月の貿易統計
米国 5月の雇用統計
米国 4月の卸売在庫・売上高
米国 4月の消費者信用残高

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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