三空は向かえ!【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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高値警戒感と利食い

先週の日経平均は前週末比約1126円安と大幅下落、6週間ぶりに週足陰線となった。
上昇が急ピッチだったため高値警戒感と利食いが重なった形である。
11月の米大統領選で優位と見られるトランプ氏がドル高是正に積極的な発言をしたことやバイデン政権の対中半導体輸出規制強化も加わり日経平均は下げが加速した。

上昇幅の半値戻しも割り込んだ

前週まではオイルマネーやカナダの年金資金が流入し海外勢が日本株を大きく買い越していたと見られたが先週は海外勢の買いも止まったようだ。
6月17日の安値(3万7950円20銭)から7月11日の高値(4万2426円77銭)まで約4477円上昇した。
下値メドとして考えられるのは上昇幅の半値戻し(4万0188円)だが週末にはこのラインも割り込んだ。

75日や13週線を試しに行く?

しかし、辛うじて25日移動平均線(4万0002円処)は上回って引けた。次のメドとしては61.8%押しの3万9660円処がターゲットとなりそうである。
このラインを割り込むと75日移動平均線(3万9108円処)や13週移動平均線(3万9089円処)を試しに行く可能性もあろう。

大きく突っ込んだとこは買い

下げが急なので買戻しも十分に考えられ今週は4万円を固める動きになると思われるが円安やハイテク株物色の期待が遠のいた分戻りも鈍そうだ。
チャート的には上昇時つけた「窓」は全て埋めた。逆にこの下落で4万2102円46銭~4万1754円76銭、4万1054円72銭~4万0587円63円の「2空」状態となった。
新値3本足では9本陽線が出た後陰転し現在は陰線2本。「三空は向かえ」の格言からするとこの水準から大きく突っ込んだとこは買い向かいたい。
だが、5日移動平均線(4万0750円72銭処)を上回るまでは戻り売り優位になると思われる。

個別物色の動き

今週から第1四半期の決算が発表されてくるので個別物色の動きとなろう。
今週は3万9200円~4万0500円を想定する。

(ハチロク)

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