一番動き取れない相場
足元の東京株式市場は、大きく下がる気配はないが、だからといって上値を追いかける様子もありません。投資家にとっては一番動きが取れない相場かもしれません。
相変わらず上値追いに慎重
先週末のNY株式市場は好調な決算を発表した動画配信のネットフリックスが急伸し、それを好感してNYダウとS&P500が最高値を更新。CMEシカゴの日経平均先物も大証比190円高の3万9170円で返ってきましたが、今朝の東京株式市場は21円安でスタートし、一時、日経平均は200円以上下げる場面がありました。日本株は相変わらず上値追いには慎重で、戻り売り、利食い売りが持ち込まれているようです。日中はもみあいに終始しましたが、大引けでストンと下落し、日経平均は9日連続の陰線形成となりました。
日経平均のトレンドは下向きに転じる
直近の日経平均のトレンドを確認すると、先週16日の下放れ以降は下向きに転じています。
7月11日高値から8月5日までの急落以降の反発局面においては、7月11日高値と9月2日高値を結んだ右肩下がりのダウントレンドラインと、8月5日安値と9月9日安値を結んだ右肩上がりのアップトレンドによる三角保ち合いが形成され、9月24日の3万8000円台回復によりダウントレンドラインをブレイクして三角持ち合いを上放れました。
その後の上昇局面における押し目のポイントは8月5日起点のアップトレンドラインが下値支持線として機能してきましたが、先週16日の下放れ以降は新たなトレンドが発生しているように見えます。
25日線と75日線GCで堅い下値支持線
現在、5日線が下向きに転じており、下値支持線としては3万8300円近辺に走る25日線と75日線が押し目買いポイントとしては有力と考えられます。本日、両線は25日線が3万8382円、75日線が3万8293円で25日線が75日線を上回りました。ゴールデンクロスが達成されたことで、堅い下値支持線として意識されると思われます。
13週線が26週線を上回るまでは膠着相場
ここをもし割り込んだ場合は3万8486円に位置する25週線、3万7904円に位置する13週線となりますが、現在の株価位置に対し、上から5週、26週、13週と順並びの状況ではなく、13週線が26週線を上回るまでは膠着相場となる可能性があることは頭の隅に入れておかねばなりません。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp



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