孤立する米国【225先物「ハチロク」の裏話】

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中国とカナダは「受けて立つ!」

先週の日経平均は前週末比約3339円安と大幅下落、2週連続で週足陰線となった。
原因は予想を上回る率の「相互関税発動」だ。
従来のトランプ氏の発言から強気の関税を課すとは思われたが同盟国や友好国にも容赦の無い追加関税で各国は動揺した。
これにすぐ反応したのが中国、カナダである。
すぐさま同率の関税を米国輸入製品に課すと公表し真っ向から「受けて立つ」姿勢を示した。
EUや日本は報復関税には否定的で交渉で関税率の引き下げを狙う道を選んでいるようだ。

貿易戦争には勝者はいない

貿易戦争には勝者はいない。結局、インフレを招き消費が減退しスタグフレーションを起こす可能性が高くなるだけである。
負担を強いられるのはそれぞれの国の民なのだ。
世界の基軸国である米国が貿易のルールを一方的に突然変えるということはあってはならないことである。
今回の件は米国の求心力を衰退させ代わりに中国やインドが貿易圏を確立し経済の中心に変わる可能性もでてきた。

リーマン級の下落に繋がる可能性も?

今回の関税追加で日本はGDPベースで4兆円のマイナスと試算されているようだが世界経済が萎縮すれば影響は計り知れない。
そういう世界経済の停滞が想定されての先週の相場であったと思う。リーマンショック級の下落に繋がる可能性も高く注意は必要だ。
この下落を止まるにはどこかの国が米国と交渉し関税率を引き下げてもらうなど具体的な実例がでてこないと戻りは厳しそうだ。

未だ「売られ過ぎ」とはなっていない

今週は4月限のミニSQ週である。
先月もSQ週に合わせて売りが加速した。外部要因だけでなく需給的にもプットの買いと合わせて売りで稼ぎやすい状態に今はある。
現在、騰落レシオは89%でありセリングクライマックスの70%台までは余地があり「売られ過ぎ」とはなっていない。
25日移動平均線(3万6930円処)からの売られ過ぎの10%下方乖離は3万3230円処であり4日はこの水準から切り返した。
この水準は週足の一目均衡表の雲の下限(3万3303円処)であり重要な水準である。
このラインを割り込むと昨年8月の安値(3万1156円)が視野に入ってくる。

令和のブラックマンデーを試しに行く?

勢いが付けば「令和のブラックマンデー」と言われた8月5日の先物の安値(3万0370円)を試しに行く可能性もあり注意が必要である。
「落ちてくるナイフは素手で掴むな」であり今回は暴落が一旦落ち着くまで様子見が必要であろう。
今週のレンジは3万0000円~3万4000円。今週も波乱相場となろう。

(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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