東京株式市場は揺れ出す
本日の東京株式市場は揺れ出したようです。寄り付きは買い先行スタートで日経平均は一時162円高の4万3876円高値までありました。しかし、過熱感もあり、全体に利食い売りが持ち込まれると一気に302円安の4万3411円まで下落。その後、出遅れ組の押し目買いが入ったと思われ切り返す展開と目まぐるしい動きですが、引けにかけて値を消す展開となりました。
RSIは上昇と下落変動の勢いを計測する指標
以下のチャートは日経平均の週足とRSIです。
RSI(相対力指数)とは、直近の一定期間において終値ベースで上昇変動と下落変動のどちらの勢いが強いのか計測しようとする指標です。計算方法はシンプルで上昇と下落の値幅の合計に対して、上昇値幅が何%あるのかを表します。RSIはオシレーターの中でも個人投資家に人気が高く、主に買われすぎ・売られすぎを判断する指標として活用されています。
現在、80%超の買われすぎ状態が定着
使い方は、50%を中心として0~100%の範囲で推移し、上昇局面に入ると数値が50%以上で推移し、下降局面に入ると数値が50%以下で推移します。また、通常、RSIが70~80%以上であれば相場は買われすぎ、逆にRSIが20~30以下であれば相場は売られ過ぎであると判断されます。現在、80%超の状態が定着していますが、通常は日足14日間で観察される指標です。
今は買い場ではないという判断
チャートは週足9週で表示していますが、週足で80%超という状態は度々お目にかかれる水準ではありません。昨年7月や3月、一昨年6月など、下方転換すると一気に値崩れを起こしていることが分かります。私はこのような各種テクニカル指標に基づいて見通しを立てており、今は買い場ではないという判断です。
ボリンジャーバンド+1σ割り込むと調整局面入り
日経平均は先週12日以降、ボリンジャーバンドの+2σと+3σでのバンドウィークとなっていましたが、本日は+2σを割り込んできました。バンド自体が拡大期であり、+1σは現在4万2500円近辺を走っていますので、このあたりが下値支持線となりそうですが、+1σをも割り込み出す場合は調整局面入りと考えられます。
戦争終結となれば防衛関連先導して崩れる可能性
本日は川崎重工やIHIなど、このところの相場の牽引役であった戦争終結となれば銘柄の下げが目立っています。トランプ大統領はゼレンスキー大統領との会談後、2週間以内にロシアとウクライナの和平協議を開催すると発言しました。戦争終結となれば、材料出尽くしによりこれらが先導する形で崩れる可能性が高いのではないでしょうか。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp



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