「転ばぬ先のテクニカル」~2万0294円が目先のターゲット

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

相場とはなかなか理想通りに事は運ばないものです。3月7日の当欄で「3月最初の変化日は10日」としました。しかし、筆者は前日までの小幅で閑散な値動きから「10日の変化はなし」と判断し、90日サイクルを持ち出して3月20日前後に1万8300円近辺が理想とトーンダウンしました。

結局のところ最初に指摘した変化日に日経平均は動き出しました。3月2日にザラ場の昨年来高値更新後、10日は大引けベースでも高値更新となりました。

このことで、昨年11月9日の1万6111円から本年1月5日の1万9615円の上昇1波に対し、上昇2波の調整が1万9615円~a~1万8650円~b~1万9486円~c~1万8805円~d~1万9519円~e~1万8995円で完了し、2月27日安値のから1万8995円~①~1万9668円~②~1万9198円~③~1万9623円と上昇3波が進行していることになります。

終値ベースで見るならば、今年の相場は大発会の1万9594円高値から1月18日の1万8894円安値の700円幅で2カ月半を過ごして来ました。10日の終値はようやくそこから抜け出たばかりで、ここからが上昇相場のスタートです。

まずは一昨年12月高値2万0012円から上述の大発会終値1万9594円+700円=2万0294円が目先のターゲットです。

日々勇太朗

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