続伸し5万円にタッチしたあとは値を消す
21日の東京株式市場は続伸し、前場の引け間際に日経平均先物が5万円にタッチしました。その後は衆院の首班指名選挙を見据え後場に入ると値を消す展開となりました。
大方の予想通り一旦、好材料出尽くし
午後1時から始まった衆院における首班指名選挙で高市早苗氏が237票と過半数を超える得票となり、憲政史上初の女性総裁が誕生しました。株式市場は大方の予想通りの展開で、一旦、好材料出尽くしといった反応です。日経平均は今朝の4万9945円高値から後場には4万9127円まで売られて一時マイナス圏に沈みました。
サナエノミクスを吟味しながら次の展開へ
自民党と日本維新の会の連立を好感する形で高市総理誕生ご祝儀相場により昨日と本日のザラ場高値まで日経平均は2363円幅と2日間で4.9%もの急騰となりましたので、過熱感を冷ます意味での日足ローソク足は上髭の陰線形成。今後は調整を経て、サナエノミクスを吟味しながら次の展開へと進むことになります。
閣僚人事は投資拡大や賃上げ実現派
さて、ここから閣僚人事へと移ります。財務大臣には元大蔵官僚の片山さつき氏、総務大臣には総裁選を一緒に戦った林芳正氏、防衛大臣に小泉進次郎氏、そして経済産業大臣は赤沢亮正氏が横滑りといった観測が流れています。また、経済安全保障担当大臣に小野田紀美氏といった具合でなかなか重厚な陣容になる模様です。片山氏は高市氏の「責任ある積極財政」を支持しています。財政の持続性にも目配りしつつも、投資拡大や賃上げ実現派といった印象です。
共和党議員との繋がりあり通商交渉も円滑化
また、同氏は今年1月のトランプ大統領の就任式にも出席しており、共和党議員との繋がりもあるようです。来週にはトランプ大統領の来日が予定されており、首脳外交とともにベッセント財務長官との関係構築も重要となりそうです。赤沢氏が横滑りすればベッセント財務長官やトランプ大統領との関係が継続される他、片山氏とも関係構築できれば、今後の通商交渉も円滑化することでしょう。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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