「正直じいさんの大判小判」~イベント明け後に備える

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

14日の日経平均は前日比24円安と小幅ながら4日ぶりに反落、米連邦公開市場委員会(FOMC)やオランダ議会選など大型イベントを控え、一層膠着感が強まり、終日方向感のない展開が続きました。東証1部の東証1部の売買代金は概算で1兆7800億円、売買高は17億5800万株と開店休業状態です。

一方、新興市場はジャスダックが反発、マザーズは続落となりましたが、いずれも小幅で、材料の出た銘柄の一部が買われたものの、先行して人気化した銘柄は利益確定売りに押されました。小型株相場の局地戦も一時期のような勢いは見られず、一方で三菱重工が急伸、東芝も引けにかけてプラスに転じるなど、一部で大型株へ資金シフトが始まったと感じさせる動きがあったことが特徴です。

ただ、相場の流れが決定付けられたわけではありません。引き続き高値圏にある銘柄は利益を確定、あるいは手仕舞って、キャッシュポジションを高めながら、イベント空け後の新しい展開に備えるべきだと考えています。

安川電(6506)は中長期スタンスで下値狙い、スカラ(4845)は切り返しのタイミング待ちです。一方、ヨコオ(6800)は新値追いながら、噴き値は利益確定、Nuts(7612)、Vテクノロジー(7717)も予想以上の出直りを見せていますが、戻り売りスタンスに変更はありません。

花咲 翁

 

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