NY市場急落後に持ち直し東京市場も反発
本日の東京株式市場は反発しました。主要7カ国(G7)財務相が石油備蓄を共同放出する可能性を協議したとの報道やトランプ大統領が対イラン戦争は「ごく短期に」終結するとの見通しを示したことで、9日のNY市場は急落後に持ち直し、主要3指数は3日ぶりに反発しました。
NY主要指数は調整色が濃くなる
ただ、主要3指数ともに26週線を割り込んでいます。また、NYダウとS&P500は5週線が13週線とデッドクロスし、ナスダックは5週線が13週及び26週線ともデッドクロスしています。月足では6カ月線を割り込んだ程度であり、12カ月線、24カ月線は右肩上がりを維持していますが、調整色が濃くなってきており、目が離せない状況となってきています。
銀行ほぼ横ばいでソフトウエアは下落に転じる
また、主要3指数は昨日反発しましたが、業種別指数を見ると半導体と情報サービス主体の上昇で、銀行株はほぼ横ばい、ソフトウエアは下落に転じていました。昨日、ノンバンク融資で取り上げたブラックロックは0.23%高と大きな反発に至っておらず要注意です。
買い先行も戻り売りに値を消し底入れとは言えず
東京市場はNY市場の反発と原油価格の下落を受け買い先行スタートとなりました。日経平均は一時、前日比1966円高の5万4694円高値までありました。しかし5日線タッチで戻り売りが出たようで、値を消す展開となりました。昨日の当欄で逆張りテクニカル指数に売られ過ぎシグナルが点灯しだしたとしましたが、昨日高値を大引けで抜けなかったことで、昨日の5万1407円で底入れしたとは言えないようです。
一目均衡表は急激な反転上昇が必要
一目均衡表を見ると、昨日の下値は雲下限で下げ止まり長い下髭を形成。終値は雲上限を超えて取引を終えたことで底入れの条件が一つ現れました。一方で、遅行線が日々線の中に入り込む「逆転」現象が起こりました。また、転換線と基準線が同値でタッチし「逆転」となるのかどうかの正念場です。本日は遅行線が日々線の上に出てきましたが、今後日々線は8営業日で5万8000円手前まで一気に上昇しますので、急激な反転上昇が必要となります。
二番底形成か三段下げへ向かう可能性高い
そのため、今後は昨日安値に対する二番底形成へ向かうのか、三段下げへと向かう可能性が高く、当面は転換線、基準線の位置する5万5370円や5万6120円近辺を走る25日線までは戻り売りと考えます。これらをクリアして初めて押し目買いスタンスがテクニカル的な買いシグナル点灯です。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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