正直じいさんの大判小判」~中小型株相場クライマックスはこれから

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

 23日午前の東京市場は小幅続落、日経平均は2円安です。ドル・円が111円台前半と円安に振れたことで小高く始まりましたが、先行銘柄への利益確定売りが上値を抑えました。手がかり材料に乏しく、見送り気分の強い展開で、前場段階の東証1部の売買代金は概算で9400億円と1兆円を割り込んでいます。新興市場もジャスダック、マザーズとも反落しました。
外国人投資家が2週連続で売り越したことや原油価格動向なども気になり、週末ということもあって、買いが手控えられています。ただ、任天堂(7974)が国内外の投資家全員参加型の大相場となり、中小型株を強力にリードしています。先駆銘柄にはやや買い疲れ感が見えるものの、村田製作所(6981)やオンキヨー(6628)など出遅れの好業績株や材料株が引き続き賑わいました。国内自動車メーカーの支援報道を受け、タカタ(7312)が一転してストップ高に買われていることからも物色意欲の強さが窺えるでしょう。
 中小型株相場はこれからがクライマックスです。ピックアップ銘柄ではゼンリン(9474)やミロク情報(9928)、タツモ(6266)、SMK(6798)は噴き値売り。出遅れている低位材料株の郷鉄工(6397)や仮想通貨関連のインフォテリア(3853)、半導体関連の岡本工作(6125)、整理一巡のKYCOMHD(9685)は下値狙いです。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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