15日の東京市場(大引け)

ワールドマーケット|企業速報 証券市場新聞

15日の東京市場は続落、日経平均は前日比317円52銭安の1万8565円90銭で引けた。
週明けのNY市場は反発したものの、15日の米FOMCを控えて様子見気分の強い展開で、手掛かり材料難のなかで終始軟調な展開ととなっている。FOMCでの利上げはほぼ織り込んでおり、市場の関心は利上げ後に移っているようだ。利上げが実際に行われた場合、追加利上げが当面ないとなれば、リスク回避の動きで為替が円高に向かうとの意見もあり、その場合は日本株へのリスク要因になる不安感がある。原油に関しては週明けのWTIでは35ドル割れから36ドル台に戻している。下げ止まりなれば不安感が後退するが、現状では判断が難しい。先が読みにくい状況では多くの投資家が手仕舞い売りに動いており、この日はアジア市場が堅調で、東京市場だけが独歩安の印象だった。FOMC後は過度な不安感後退を期待したい。

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