「正直じいさんの大判小判」~円安支えに底堅い展開続く

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

3日の東京市場は大幅続伸、日経平均は313円高と連日の高値更新で、約2年1カ月ぶりの高値を付けました。前日のNY株最高値更新と良好な経済指標を受けた米長期金利上昇、これに伴い為替が113円台まで円安が進んだことで、後場に入ってさらに上げ幅を広げています。東証1部売買代金は概算で2兆2821億円とそこそこの商いをこなしました。
東証1部の騰落レシオが128と一部テクニカル指標が過熱感を示していることや前日の大幅高の反動で、利益確定売りに傾きやすい状況ですが、為替が円安基調を強めており、底堅い展開が期待できそうです。野党勢力が一本化できず、衆院選で自民党が有利になったとの見方も買い安心感を誘うでしょう。
ピックアップしている好業績・好取組銘柄では安川電気(6506)、キーエンス(6861)が堅調、東レ(3402)や明電舎(6508)も底堅く、AI関連のテックファーム(3625)もしっかりでした。育児関連のライクキッズネクスト(6065)は弱含みですが、自民有利となれば再動意の可能が高いとみています。
ただし、10日に朝鮮労働党創建記念日を控え、挑発行為に出てくる可能性があることは頭の隅に置いておきましょう。あくまで投資枠に余裕を持たせていずれの銘柄も下値を丹念に拾っていきたいと考えています。
花咲 翁

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