「正直じいさんの大判小判」~企業業績の上振れ期待さらに高まる

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

4日の東京市場は小幅続伸、日経平均は12円高です。前場はNY株の最高値更新を受け、利益確定売りをこなしながらしっかりで推移していましたが、前日の大幅高の反動や円安が一服となったことで、先駆株が売りに押され一時マイナスに沈む場面もありました。下値では買いが入りプラスで終えたものの、上値の重さは否めません。東証1部の売買代金は概算で2兆3941億円でした。
東証1部の騰落レシオが129と一部テクニカル指標が過熱感を示していることや3連休を控えていることから、短期的に利益確定売りに傾きやすい状況で、10日に北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日を控え、地政学リスクも意識され、上値の買いには慎重にならざるを得ません。石川製作所がストップ高に買われるなど、防衛関連株が再動意していることが警戒感を表しています。
ただし、直近9月9日の北朝鮮建国記念日を通過した後、急上昇した経緯から、地政学リスク理由に下落する場面は買いのタイミングを計りたいと考えています。円安進行に伴い、企業業績の上振れ期待がさらに高まっており、第3四半期決算発表をにらんだ好業績銘柄への買いが下値を支えるからです。
ピックアップしている好業績・好取組銘柄で先行した安川電気(6506)、キーエンス(6861)は反落となりましたが、5日移動平均を保っており、東レ(3402)や明電舎(6508)は堅調でした。育児関連のライクキッズネクスト(6065)は弱含みですが、衆院選での自民有利が伝われば改めて買いが入る可能性が高いでしょう。AI関連のテックファーム(3625)は中期スタンスで、いずれも下値狙いです。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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