２５日午前の東京市場は続伸、日経平均は２５円高と１７連騰です。前日のＮＹ株高と円安を受け買いが先行、寄り後１１０円円を超える上げとなった後は高値警戒感から売りが優勢となり、一時マイナスに転じましたが、引けにかけてプラスに浮上しました。前場段階の東証１部売買代金は概算で１兆６０４４億円をこなしています。
歴史的連騰記録で東京市場は長期上昇波動へ向かう新しい入口に立ったとの見方が強まっているのでしょう。利益確定売りを吸収して強い動きが続いています。短期的に行き過ぎの感は否めませんが、銀行が業種別値上がり率でトップに立つなど、出遅れセクターが買われる一方、好決算を発表した銘柄への反応も上々です。
ただし、安川電機（６５０６）は続落、２Ｑ上振れ着地で通期予想を上方修正した日本電産（６５９４）も朝高の後上げ幅を縮めるなど、決算への期待から先行して上昇した銘柄に動きが鈍るケースが目立っており、手持ちで高値圏にある銘柄はいったん利益を確定しておくべきでしょう。好業績銘柄の押し目買いか出遅れ株物色に分があるのか、今しばらく様子を見極めたいと思います。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/
