225先物「ハチロク」の裏話~チャート破りの相場展開

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

歴史的な記録が意味するもの

 

先週の日経平均は史上初めての16連騰となりこの間約1450円上昇した。
この上昇の立て役者はやはり外国人投資家である。10月第3週の投資部門別売買動向は外人投資家が4452億円買い越しとなり4週連続で買い越しとなった。
一方、個人投資家は4955億円の売り越しとなり6週連続の売り越しである。
今まで相場が大幅に上昇してきたときは「売り」で利益を上げてきた個人投資家であるが今は「売り」が締め上げられている状態である。
相場が大きく上に上昇するには単純な「買い」だけでなく空売りの「買戻し」を巻き込まなければ大きくならない。
9月に「北朝鮮リスク」により現物資産のヘッジとして先物の空売りやオプションのプット買い、相場が下がったら利益が出るレバレッジETFの買いなどの行動をとった投資家も多いだろう。
これらの「買戻し」を巻き込んで大相場となっている。
じりじり上昇するため利食い売りをしたい投資家も「様子見」をしている状態。下がりそうで下がらない相場に売り方の悲鳴が聞こえる。
記録を作るということはやはり相場自体が大きく変わったということである。チャート破りの相場ではテクニカルも余り当てにならない。
21000円から2万8000円は90年以降累積売買代金が極端に少ない価格帯である。しこりがない分動きやすいゾーンに入ってきた。
上昇ピッチが早いために短期の調整は欲しいところだが大相場には「押し目買いに押し目無し」である。ただ、高値ゾーンの為、今週は上下に動くボラティティの高い相場展開になると思われる。いずれにしろ、外国人投資家の買いスタンスが変わらない限り上昇は続くと思われ、彼らの売買動向には要注目である。(ハチロク)

 

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