噴き値売りの一方であの銘柄の仕込みも!【正直じいさんの大判小判】|証券市場新聞

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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11日の相場の状況

11日の東京市場は続伸、日経平均は127円高の2万2938円と約1カ月ぶりに年初来高値を更新しました。前週末の米国株高を受けて買い優勢で始まったあと利益確定売りにマイナスに転じる場面がありました。ただ、日銀ETFへの期待などから押し目買いが優勢になり、後場に入って先物に絡んだ買いも交えて上げ幅を広げています。東証1部売買代金は概算で2兆3633億円でした。

中小型各中心の年末相場

前週後半の2日間で日経平均が630円超上げたことで、前場は上値の重い展開でしたが、米利上げ期待から為替が円安方向に振れていることや原油高、上海などアジア株高も支えになり、2ケタ超の上げになりました。FOMCを控えていますが、メジャーSQを無事通過したことで、指数が大きく乱高下する不安は薄れており、年末相場への期待が高まっています。

IPOラッシュ

ただし、今週からは海外勢がクリスマス休暇に入ったことから、出来高は細り気味で、物色は中小型株が中心になるでしょう。また、新規上場が12日に2社、13日には4社が予定されるなど今週はIPOラッシュです。その中でも大型上場となる13日のSGホールディングス(9143)の初値形成に注目しておきましょう。好調な滑り出しなら、他の公開株のセカンダリーも狙えそうです。

ウェルビーなど利益確定の一方でライクキッズNなどを仕込む

ピックアップ銘柄ではウェルビー(6556)が朝安のあと急速に切り返し、ロコンド(3558)も大幅続伸で高値更新、目先噴き値があれば利益を確定しましょう。ライクキッズネクスト(6065)は大幅続落のあとプラス引け、六甲バター(2266)は堅調推移、シェアリングテクノ(3989)も底堅く、引き続き下値狙いです。一方、ショート狙いのニッカトー(5367)は反発し5日移動平均を上回りましたので、一旦ポジションを閉じて様子を見たいと思います。
花咲 翁

 

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