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円弱含み後場一段高
16日の東京市場は続伸、日経平均は236円高と後場一段高となりました。前場は買い先行でスタートした後、利益確定売りにマイナスに沈む場面もありましたが、111円近辺まで円が弱含んだことで、買いの勢いが増しました。自動車など主力輸出株への外国人買いが観測されましたが、ファーストリテやソフトバンク、ファナックの値嵩株が指数を押し上げており、東証1部の売買代金は概算で2兆4307億にとどまっています。
安川電、ファナックが連日の高値
薄商いで先物中心の動きながら、好決算を発表した銘柄や材料の出た中小型株が値を飛ばすなど、個別に買い気の強い状況に変わりはありません。安川電機(6506)やファナック(6954)がこの日も最高値を更新しており、3Q決算をにらみ好業績株を先回り買いする動きも続きました。今後、さらに業績相場の色彩が強まると見ており、引き続き収益上振れが期待できる中小型好業績株の下値狙いでいいでしょう。
ピックアップ銘柄は下値切り上げ
ピックアップしている立花エレテック(8159)と日本動物高度医療(6039)、立川ブラインド(7989)、ゼンリン(9474)、KYCOM(9685)、すららネット(3998)、MSコンサル(6555)はその範ちゅうです。いずれも適度な押し目を入れながら下値を切り上げており、緩んだところを拾っておきたいと思います。
花咲 翁
証券市場新聞 ~株式ニュースと相場見通し~
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