13日の東京市場は伸び悩む
13日の東京市場は3日ぶりに反発となりました。シリアを巡る地政学リスクが和らいだことで、12日のNYダウが300ドル近い大幅高となったことや為替が107円台半ばまで円安に振れていることも追い風となり、日経平均は2万1900円台に乗せましたが、その後は伸び悩みました。
パニック売りは一時的?
日本時間の14日午前にトランプ大統領が化学兵器使用疑惑を巡ってシリアに対する攻撃を命令したと発表しました。英仏も参加し攻撃はすでに実行されている伝えられており、これを受けて16日は地政学リスクから反落でのスタートとなりそうです。因みにトランプ政権でのシリア攻撃は昨年4月7日以来、2度目です。当時は空軍基地を、約50発の巡航ミサイルで攻撃、米軍が直接アサド政権の軍事施設を攻撃するのは初のケースでした。今回は現状の原油高などから自体はより深刻との見方もありますが、昨年の攻撃後のショック安からの上昇相場を考慮すれば、パニック売りも一時的と見ています。
外需への資金シフトが意識
安川電機(6506)は好決算発表も、アナリストコンセンサスを下回っていたこともあり売りに押されました。しかし、ロボットを含めた受注は拡大基調であり、今後上ブレ期待が高まれば再度上値を追う展開を予想しています。24日の日本電産(6594)の決算内容が評価されれば今後は内需からの外需への資金シフトが意識されると見ています。
花咲 翁
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