イベント山積【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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重要イベント山積で盛り上がらず

 昨日の日経平均は反発しました。といっても先週金曜日の下げ幅を取り返したに過ぎません。先週は5日線と25日線がゴールデンクロスや一目転換線、基準線の回復、週足でも26週線を回復し、テクニカルチャートが改善してきました。ただ、NT倍率の拡大で分かるように日経平均採用値嵩株が押し上げられての上昇であり、市場全体のボリュームが盛り上がりません。それは今週に重要イベントが山積していることが挙げられます。

米朝首脳会談はじめ続々

 ここで今週のスケジュールを確認しておきましょう。政治面では本日10時からシンガポールで開催予定の米朝首脳会談がマーケットの最注目イベントです。日本では15日に政府が骨太の方針の閣議決定を予定しています。金融政策会合は12~13日の米FOMCで13日にはパウエルFRB議長の会見が予定されています。14日はECB理事会と14~15日の日銀金融政策決定会合が予定されており、15日に黒田日銀総裁の会見を行います。

経済指標やゲーム、スポーツも

 経済指標では12日に5月の国内企業物価指数、米5月消費者物価指数、米5月財政収支、13日は米5月生産者物価指数、14日に米5月小売売上高、15日に5月鉱工業生産指数と米5月設備稼働率が予定されています。イベントでは本日から14日まで世界最大規模のゲームイベント「E3」、
14日~7月15日までワールドカップサッカー・ロシア大会が開催されます。

「ちゃぶ台返し」も気になる

これだけスケジュールが立て込むと、流石にイケイケドンドンにはなれません。先週末のG7でも、採択した「保護主義と引き続き闘う」などとする宣言に対して、早々にシンガポールに向ったトランプ米大統領はこれを「承認しない」とツイッターで表明し「ちゃぶ台返し」となりました。一躍有名となってしまったメルケル独首相がトランプ大統領を説得する構図写真が全てを物語っています。

ひと時ポジションをフラットに

 今週はデイトレならば楽しめるかもしれませんが、機敏に動けない投資家はひと時ポジションをフラットにして行方を見守るほうが良いものと思われます。

日々勇太朗




株式情報と相場見通し

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