重要な週末【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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変わらずの水準まで引き戻す

 28日の東京市場は小幅続落。ただし、日経平均は1円38銭安と変わらずの水準まで引き戻して引けています。通商政策に対する警戒感が根強く、前日の米国株が下落したことや原油高による原燃料コスト増を嫌気して売り優勢でスタートしましたが、前場中ごろに230円超に下げ幅を広げた後は、買戻しに下げ幅を縮めました。為替が110円前半の円安に振れ、米株価指数先物が上昇したことが押し目買いを誘い、後場に入って一時プラスに浮上しています。

自律反発一巡も個別物色は活発

 自律反発の動きには一巡感がありますが、日経平均は2万2000円近辺で底堅さを見せており、原油高を背景に資源関連が買われたほか、ソニーが新値をとり、トヨタが反発するなど主力株の一角が締まりました。新興市場では上場2日目のIPSがストップ高、ZUUも連日で高値を更新しるなど直近IPOに資金が向かったほか、AIレジに関する発表をしたサインポストが値を飛ばすなど、材料株への物色も活発です。

13週線、26週線を上回れるか

 外部環境の不透明な状況に変化はなく、あすも個別に好業期待銘柄や材料の出た銘柄を物色していくことになりそうですが、全般は日経平均が13週線や26週線を上回って引けることができるかどうかが焦点になります。その意味で週末となるあすは重要な1日で、週明けからの相場の動向や、物色の流れも変わる可能性があるでしょう。

ダイキンが下値切り上げ

 ピックアップ銘柄のシスメックス(6869)、ソウルドアウト(6553)、ファイバーゲート(9450)は上昇基調を維持していますが、値動きが鈍っており、一部利益を確定しました。一方で、高値期日を前に下値を切り上げてきたダイキン(6367)を注目銘柄に加えています。短期値幅取り候補は打診買いを入れたアイビーシー(3920)が値上がり上位に買われましたが、あすは全般の動き次第では建玉の整理を進める必要もあると考えています。

花咲 翁

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