主要企業の決算と反応を見極め【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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反落も8割以上が上昇

 26日の東京市場は小幅に反落しました。日経平均は27円安です。日銀がETF購入配分を見直し、TOPIX型に軸足を移す方向で検討すると伝わったことで、ファストリやソフトバンクの指数寄与度の大きい値がさ株が売られました。ただ、米国とEUが貿易摩擦緩和で合意するなど通商問題を巡る不透明感が後退したことから、東証1部の8割以上の銘柄が上昇しており、日経平均はマイナスですが、TOPIXはプラス引けています。

NT修正の流れ強まる

 ETF配分見直しについてはこれまでも報じられていましたが、30~31日の日銀金融政策決定会合で内容が具体化するとの見方からNT修正の流れ強まりました。好決算発表のアドバンテストや信越化学にもこの影響があったのでしょう。しっかりながら朝高の後上げ幅をやや縮めており、ファナックはマイナス引けです。臨床結果で失望売りを浴びたエーザイにも少なからず影響があったのではないでしょうか。

東京エレクトロンの反応を見守る

 一方、指数に採用されていない日本電産が好決算発表も目先の出尽くし感から利食い売りに押されたのは気になります。引き続き主要企業の決算内容と株価の反応を見極めるする必要があるでしょう。きょう引け後に1Q決算を発表した東京エレクトロンは3割強の大幅な営業増益ながら、2Q計画に対する進捗率は42%にとどまりました。きょうは子会社の東京エレクトロンデバイスの好決算を受け高く引けましたが、あすの反応を見守りたいと思います。

高値圏で値動き鈍った銘柄を処分

 ピックアップ銘柄ではダイキン(6367)、ゼンリン(9474)は堅調でシスメックス(6869)、浜松ホトニクス(6965)も底堅く推移しました。いずれも業績好調で買い継続で問題なさそうです。ただし、あくまで下値を狙っていきたいと思います。NT修正の動きや決算発表で物色の流れが大きく変わる可能性があり、短期値幅取り候補は高値圏で値動きの鈍った銘柄を利食い、損切りを含めて処分しました。今後は決算発表スケジュールをにらみながら、候補銘柄をピックアップする方針です。

花咲 翁

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