転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

TOPIXは上放れ

昨日の東京株式市場は日経平均が高寄りから直ぐに売られる一方、TOPIXは上放れて非常に強い展開となりました。これは来週の日銀会合で、ETF購入の配分見直しが行われる可能性が指摘されたことに起因しています。

ETF配分見直し

日銀が現在、年間6兆円買っている上場投資信託、ETFの配分の見直しが行われるというもの。初めは日経平均型とTOPIX型を同じような配分にしていましたが、その後、一度日経平均型の比率を下げました。それを更に下げようという話です。

ETFの弊害指摘される

ETFを通じた日銀が保有する株式の保有残高は約25兆円に達しており、3月末時点で上場企業の約4割で日銀が上位10位内の大株主になっています。東京ドーム、サッポロ、ユニチカ、日本板硝子、イオンの5社では筆頭株主です。また、日経平均への寄与度の高いファーストリテイリングの場合は、浮動株の8割近くが日銀保有となっていると観測されており、指数を簡単に動かすことも可能という弊害も指摘されています。

個別株には朗報

そのため、ファーストリ、ソフトバンク、エーザイ、ファナックといった5桁銘柄が売られ、代わってTOPIXコア30銘柄が買われる展開となりました。このことは個別株には朗報です。日経平均の割高感が薄れ、個別株が底堅くなる有り難い話です。

鉄が舞う相場展開か

さて、昨日指摘しましたようにTOPIXは75日線を回復してきており、200日線、5月~6月高値の延長線上のレジスタンス突破へ向けた動きが出てきました。鉄が舞う相場展開となるのかどうか、注目段階です。

日々勇太朗




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