前場と後場で景色変わる
昨日の東京株式市場は前場と後場で景色が大きく変わりました。前場の日経平均は一時前日比138円高の2万2800円高値まで上昇し、8月1日高値を更新したことから2万2500円を中心としたボックス上放れの期待を持たせました。ところが後場に入ると急落し、日経平均は一時前日比52円安まで落ち込む場面がありました。SQ週の水曜日は荒れるケースが多いものですが、まさにそんな一日となりました。
日柄調整必要も好転の兆し
決算発表に対する市場の評価には疑問を呈するところもあります。前場引け後の森精機、13時の資生堂と通期見通しを上方修正し好決算に思われましたが、市場の反応は株価急落という結果となり、多分にマーケットに影響を与えたものと思われます。結局のところ日経平均は上髭の陰線形成であり、戻り売り圧力を感じさせる一日でした。TOPIXも同様の形状で、75日線が頭を抑えた格好です。しばし日柄調整が必要な様相ではありますが、移動平均線を見ると好転の兆しが出てきました。
今週末にはゴールデンクロス
日経平均の25日線は8日現在2万2420円に走っており、日々約35円上昇しています。一方、75日線は現在2万2477円に走っており、日々6円程度上昇しています。株価がこのまま両線の上に位置しているならば今週末にはゴールデンクロスする計算になります。右肩上がりの上昇相場には5日線、25日線、75日線といった具合に上から順の並びが必要です。その条件を満たす可能性が出てきていることは大切です。
日々勇太郎
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