中小型好業績株に照準【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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資生堂が売られ全般地合い悪化

 8日の東京市場は小幅に反落しました。日経平均は87円安です。米国株高の流れを引き継いで好決算銘柄が買われ、前場はプラスで引けていました。もっとも、日米通商協議を前に上値を買い進む動きはなく、後場立会中に資生堂が18年12月期見通しを上方修正したにもかかわらず、コンセンサスに届かなかったとして売り込まれたことが全般の地合い悪化につながっています。週末10日にSQを控えていることも様子見気分を強めさせました。

事前の期待の大きい銘柄には注意

 ダイキンやニコン、タカラトミー、ステラケミファなどが大幅に上昇するなど決算への反応は悪くありませんが、一方で資生堂以外にも東海カーボンが急落するなど、内容の良くても売られる銘柄が目立ちました。織り込み済み、あるいは出尽くしとして好決算発表が利益確定のきっかけになることは珍しくありませんが、コンセンサスを上回っても売られる銘柄も散見され、特に事前の期待が大きい銘柄には注意鵜が必要でしょう。

全般膠着も中小型締まる

 米中貿易摩擦への警戒感や夏季休暇入りで参加者が少なく、あすも膠着感の強い展開が続きそうですが、マザーズ指数が続伸、ジャスダックも反発するなど、中小型株が締まってきました。週末に決算発表後半のピークを迎えますが、主体は中小型銘柄であり、動きが出てきた中小型好業績株にターゲットを絞って行きたい考えです。

ソフトバンテクなど強い銘柄

 ピックアップ銘柄では浜松ホトニクス(6965)、シスメックス(6869)が下げ渋り、ゼンリン(9474)、レンゴー(3941)はしっかり。1Q赤字転落のオリンパス(7733)も朝安のあと下げ幅を縮め、ダイキン(6367)も好決算発表で見直されました。短期値幅取り候補では太陽誘電(6976)を戻り売りで損失を確定しましたが、ソフトバンテク(4726)が続伸しており、引き続き、強いトレンドの出ている銘柄に絞り込んで、候補を取り上げていくつもりです。

花咲 翁

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