膠着の理由【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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またも戻り売りに押される

 日経平均は8日連騰となりました。今週火曜日に続き、2万3000円に乗せる場面がありました。しかし、滞在時間は短く、またも戻り売りに押される展開となりました。TOPIXはわずかに5日ぶりの反落となりました。一時75日線を回復する場面がありましたが、結局レジスタンスとして意識されたようです。

海外勢87年に次ぐ売越額

 東京証券取引所の投資部門別売買状況によると、2018年年初から8月3週まで、海外勢による日本株現物の売買額は差し引き3兆8511億円の売り越しとなっており、統計を開始した1982年以降ではリーマンショックの08年を抜き、世界的に株価が急落したブラックマンデーの87年に記録した7兆1928億円に次ぐ売越額となっています。

順張りの海外投資家不在

 東京市場の占有率7割を占める海外投資家が売り越していることが上値追いとならない理由でしょう。彼らの投資スタイルは順張り投資です。売買代金が低迷しているということは、順張りの海外投資家が不在ということです。逆に日本の投資家は逆張りスタイルです。株価が押すと日本勢が買いますので、下値は底堅いということです。

しばらくは戻り売り

 株価が膠着となる理由はこのあたりにありそうです。日経平均が2万3050円をブレイクしても、TOPIXが75日線、200日線を明確に越えるまでは戻り売り。越えれば順張りで乗っても遅くないと思われます。

日々勇太朗




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