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貿易摩擦懸念後退で続騰
19日午前の東京市場は続騰、日経平均は356円高です。米中貿易摩擦の激化懸念後退で前日のNY株が上昇した流れを引き継ぎか、買い優勢で始まった後も112円30銭台まで進んだ円安が支えになり、利益確定売りをこなして高値圏で推移しました。上海株が安寄り後、上げに転じたことも買い安心感を誘っています。前場段階の東証1部の売買代金は概算で1兆4012億円をこなしており、値上がり銘柄数は1689と全体の8割を占めました。
中国関連や不動産見直される
対中制裁関税の税率上乗せ分が10%にとどまったことがポジティブに受け止められており、安川電機やコマツなど中国関連と位置付けられる銘柄の上げが目立ったほか、TATERUが連日でストップ高に買われたことから不動産株への見直しも進みました。ピックアップ銘柄のダイキン(6567)も新値を追い、任天堂(7974)も東京ゲームショウ開催を控えしっかりです。全般底上げが続くなか、売り込まれた銘柄や出遅れセクターへ資金が向かいやす状況ですが、新値抜けから一段高が期待できる強い銘柄もマークしておく必要がありそうです。
花咲 翁
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