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朝高のあと値を消す
週明け26日の東京市場は小幅ながら3日続落しました。日経平均は34円安と前週末と同様に朝高のあと値を消す弱い動きです。前週の大幅安の反動で買戻しや自律反発狙いの買いが先行し、280円超に上げ幅を広げる場面がありましたが、上海株が下げ幅を広げたことで買い手控えられ下げに転じました。前週末の米国株市場でアマゾン、グーグルが決算発表を受け売られたことも、企業業績への期待を後退させています。
需給整理を見極め
ただ、11月のオプションSQまで残すところ8営業日となり、投機筋も先物売りで利益を上げることが難しく、個別にも下値を売り込み辛い水準まで下落しています。薄商いのなかを損益益確定に加え、追い証発生などによる損失覚悟の換金売りが出ており、需給整理を見極める必要はありますが、反騰のきっかけ待ちの状況と判断しています。信越化が終始堅調に推移するなど、好決算銘柄への物色意欲は強く、あすから31日まで開催される日銀金融政策決定会合が相場の雰囲気を変える可能性もあるでしょう。
ジャムコは上振れ期待
ピックアップ銘柄では上振れ観測が強まったジャムコ(7408)が大幅に続伸。短期値幅取り候補ではイーソル(4420)が一時ストップ高に買われたほか、農業総研(3541)やサインポスト(3996)、技研製作(6289)、ナカニシ(7716)などが上げ幅を縮めたもののしっかりでした。ここからの突っ込みは買い向かうところですが、イレギュラーな価格を形成しやすい状況が続いており、様子を見極めながら慎重に対処したいと思います。
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