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ほぼ全面安
13日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は459円安です。NYダウが600ドル安と米国株が大幅に続落した流れを引き継ぎ、マドを空けての急落、一時780円超に下げ幅を広げました。アップル株の急落や原油安を受け、電子部品や半導体セクター、資源や石油関連にも売り圧力が強まり、東証1部の値下がり銘柄数は1846と全体の9割を占めるほぼ全面安商状です。
陰線ながら長い下ヒゲ
ただ、薄商いのなかインデックス主導で下げ幅を広げたかたちで、上海株が朝安のあと上げに転じ、時間外で米株価指数先物が上昇したことから、下げ幅を縮めました。東証1部の売買代金は概算で2兆8253億6000万円と後場に入って増加しており、陰線ながら長い下ヒゲを引いており、突っ込み警戒感が意識されたようです。主力株が軟調に推移する一方で、中小型株には逆行高する銘柄が多く、東証2部や新興市場への資金シフトも観測されました。
逆行高銘柄に打診買い
日経平均はフシ目の2万2000円を下回り、不安定な展開が続きそうですが、10月の急落局面で需給整理はいったん終えているとみられ、押し目買いが入りやすい状況でしょう。当面は強いトレンドを見せる中小型株が個別に物色されると見ており、後場からは逆行高銘柄に絞り込んで打診買いを入れました。ピックアップ銘柄ではジャムコ(7408)、短期値幅取り候補では博展(2173)やソースネクスト(4344)、チームスピ(4397)などです。
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