個別企業攻撃で揺さぶる
昨日の東京株式市場は大幅続落となりました。寄り前に中国最大手の通信大手ファーウェイの最高財務責任者がアメリカの要請により、カナダ当局に逮捕されたと伝わりました。容疑はイランへの違法輸出ということのようです。ファーウェイは米グーグルのスマホ基本ソフト「アンドロイド」や米半導体大手クアルコムなどの製品を取り扱いしています。関税引き上げは見送られましたが、米国は中国の構造改革を巡る5分野での協議開始と同時に個別企業を攻撃することで揺さぶりを掛けた形です。
日経平均は往って来い
そのため日経平均株価は11月21日の2万1243円安値から7連騰して2万2698円まで上昇しましたが、今週火曜日からの急落で往って来いとなってしまいました。10月26日安値の2万0971円~11月8日高値の2万2583円~11月21日安値の2万1243円~12月3日の2万2698円と日足は二段上げとなりました。ただ、11月21日以降の上昇、そして12月3日以降の下落は棒上げ・棒下げであり段落がありません。
年末相場の可能性は残る
再度、2万2698円抜けの可能性を残していますが、もし仮に11月21日安値の2万1243円を割り込んだ場合はリバウンド終了のサインです。正念場を迎えていますが、本日7日は変化日です。10月5日からの急落に影響を与えた金星の逆行が順行に戻った日に今度は水星が逆行を開始してトリックスターの威力を発揮しましたが、それも7日には順行に戻ることから、ここで底入れとなれば年末相場の可能性が残されています。
日々勇太朗
相場見通し
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